Princess Cy / IWABUCHI Junko

サイ姫
(さい・ひめ)



職業

ツルカメ王国の君主、ツルカメ国教会の長、作家、料理研究家


出身地

ツルカメ王国、霊峰鶴亀山王者の洞窟


身体的特徴

美しいピンク色の皮膚。磨き上げられた象牙色の角。国家存亡の危機には王者の印、第三の目が開き超能力を発揮する。


行動

主に夜行性。ひたすら眠っているか、怒濤のように疾走している。


性格

原則として温和。建設的だが、時として、厭世的傾向を見せる。


特技

海釣。特に南洋の大型魚の一本釣に芸術的ともいうべき天賦の才能を発揮。


趣味

美術品の収集、音楽会の開催、ペットの番豚・DOSブイと散歩すること


好物

菜食主義者


教育

君主にふさわしい文武両道の教育−古典文学、法学、治世・外交、兵法学、哲学、修辞学などについて各々ひとかどの学者より王宮内で進講を受けた。音楽はお遊び相手でもあるレイディー・キャサリン・モズに、武術は近衛師団長カワウソの指導を受け、特に、フェンシングとテコンドーを得意とする。なお、吉武大公の影響で錬金術にも手を染めている。幼少の頃より活発で、王宮内の舞踏場においてチェンバレン松岡や水野丹頂守を相手に地球儀をボールにサッカー・ゲームに打ち興じ、シャンデリアを破損すること幾多。また、三歳児の頃、新年の歌会始めにおいてチェンバレン松岡の作品を批判し、彼の自尊心を著しく傷つけたことがある。成人してからはミサキ国、モアイ王国などに留学。諸外国に友人も多い。三年前、ツルカメ王国物産展のプロモーションでモアイを訪れた折りに、国王夫妻主催の舞踏会で同じく親善訪問中のミサキ国第三王子マグ郎と出会う。


現況

課題は、君主・国教会の首長としての自覚を持ち、臣民に慕われ、閣僚たちに気持ち良く働いてもらえるような立派な姫となること。国内に新たな産業を起こし、文芸の振興に尽力すること。一部閣僚たちの高齢化問題を抱えているため、中長期的な老人福祉政策についても研究を進めている。外交政策では、歴史的に領土紛争が断続的に続いているミサキ国との恒久平和をどう実現するか。昨年はミサキ国を公式訪問中にツルカメ大使夫妻の目を盗んで行方をくらまし、マグ郎王子と共に美咲湾に浮かぶ小島の離宮に一週間以上に渡って雲隠れしため、動転した宰相・チェンバレン松岡をはじめ、閣僚たちを驚愕させ、すわ外交問題に発展しかねない険悪な状況展開となった。幸い、大事に至らず帰国したものの、以後、外遊時の随行員の数は増し、行動は厳しく規制されている。