ワニ素子
(わに・もとこ)
職業宮廷学士 ワニオリン奏者
出身地
ツルカメ山 奥地の沼
身体的特徴
何でもひとのみにできる大きな口と胃袋。短い手足にかわってワニオリンを奏でる丈夫な尻尾を持つ。
行動
沼地でおとなしくしているが、その昔、ブック船長の電話を飲み込んでしまったため、今でも呼び出し音には敏感で、意志とは無関係に電話が鳴るとその音に吸いよせられるように、泥の沼地をせかせかと歩き回る。ワニオリンをさらしに巻いて背中にしょってしまう習性もある。
性格
時折みせる喜怒哀楽の表現が大きな口でひとのみなため、本当はこわいのではという警戒心を相手にいだかせるが、たいていはとてもおとなしく、単純。
特技
海釣。特に南洋の大型魚の一本釣に芸術的ともいうべき天賦の才能を発揮。
趣味
ワニ泳ぎ アクアロビクス
好物
刺激物
教育
ワニオリン水用奏法を学び、生活していた沼の水が枯れ、どろ沼で身動きがとりにくくなり、ある日、ワニオリンをさらしに巻き海へ出る。ミサキ国の目と鼻の先にあるロス沼にそれとは知らずにたどり着き、美しいが少しヒステリックな老女流ワニオリンニストよりワニオリン水陸両用奏法を学ぶ。ロス沼は乾燥していたが、好物の刺激物も多く、陸地での生活能力にも目ざめ、充実した野外活動を行う。
現況
ロス沼の近く変動を感じとり、生地の沼へ戻るロス沼でぐうぜん共に学んだサイ姫の旧友を通じ、サイ姫と出会い、目から泥のうろこが落ち、ツルカメ国宮廷学士に任命される。生地の沼では未だに昔のくせがぬけず電話にあやつられることが多く、ロス沼で学んだ水陸両用のワニオリン奏法、生活能力が退化していくのを恐れている。沼地生活が長く、どろ沼から物を見るのに慣れているため、ツルカメが丘から遠方を見渡す訓練を必要とされている。